カレー屋chinigura @東京都墨田区向島
フィッシュ和ミールス 2500円(税込)
11時の回を予約して。

初めまして、yappari_yamadaさんの間借り店「カレー屋chinigura」。
素材の持つ風味や食感をシンプルに酸と辛さ、控えめな塩とスパイスで引き立てられた、季節を感じる豪華な品々。
穏やかな塩加減をはじめ「KALA @中間」を想起させてくれる。



秋刀魚、酢橘、薩摩芋、栗、梨、南瓜、茗荷、きのこ、枝豆、川海老、ずいき、鬼灯、巨峰など晩夏から初秋にかけての季節感は文字面からもプンプン。馴染みのない食材や、味わったことのない組み合わせがとても楽しく、それぞれを観察するようにしげしげと口に運ぶ。


やはり、秋刀魚の腹わたと酢橘の苦味やエグ味と酸が独特のフィッシュカリーは特に個性的で、しかも強烈な辛さ！
複数の苦渋の渦に引き込まれてようやく立ち現れる秋刀魚の脂。ふっくらした肉質。大振りな一本そのままにスプーンと指で苦戦したり、酢橘の輪切りを摘んで彩度の高いエグ味の深淵を垣間見たりとだんだんと調子付き、ライスのお代わりを念頭に種々諸々の調合タイムへと突き進む。

そんな渦中では、渋皮付きの栗、枝豆ときのこの甘みの旨味がはたと煌めき、アチャールの昇るような酸と浮き足立たない甘みが鮮明なアクセント。
汗を拭きふき佳境を迎えた混ぜ混ぜでは、あれ程の個性立った苦味も酸味も辛味もウソのようにまろやか平安😋

お代わりライスはなくても充分過ぎるボリューム、満腹満足。
ありがとうございますカレー👍


九月のフィッシュ和ミールス
✳︎ 秋刀魚とさつまいもとすだちのショルシュマーチ
✳︎ 栗と梨のコランブ
✳︎ 枝豆のカーラン
✳︎ 川海老のスッカ
✳︎ かぼちゃとみょうがのマサラ
✳︎ ずいきのサブジ
✳︎ きのこのチャトニ
✳︎ 巨峰のアチャール
✳︎ ほおずきのアチャール